しおりネット
一覧に戻る
ひとりで海を見に行きたいだけ、という日があります。
このプランはそのためだけに組んだ日帰りです。
名所を詰め込むのではなく、「歩く」「座る」「海を見る」を1日のほとんどにあてています。
舞台は茨城県日立市の大甕(おおみか)。
上野から特急で1時間35分の駅で、観光地として名前が挙がることはほとんどありません。
でもこの駅を中心に、白い日立灯台、広い砂浜の久慈浜、江戸時代の見張り台跡、そして住宅街の奥に隠れた水木海水浴場が、すべて徒歩圏で並んでいます。
順番は、灯台で高いところから海を見る→浜に下りて波打ち際まで行く→番所跡でもう一度高いところへ上がる、という上下のリズムで組みました。
同じ海でも、見下ろすのと見上げるのでは印象がまったく違います。
昼食を買ってから出発する前提にしているのも意図的です。
灯台のある丘の上にはベンチがあって、そこで海を見ながら食べるのがこのコースのハイライトのひとつだからです。
周辺に飲食店が多いエリアではないので、駅で調達しておくほうが確実でもあります(^^b
ひとつ正直に書いておくと、このコースは相当歩きます。
1日の徒歩距離は8km前後になるので、カップルや家族で同じ場所を回るなら車かタクシーを使ったほうが絶対にいいです。
「歩くこと自体が目的」の一人旅だから成立する日程だと思ってください。
締めは大甕駅のそばのうどん屋で、味噌煮込みの牡蠣うどんです。
海沿いを歩いて冷えた身体に、これがとにかく効きます。
大甕神社
久慈サンピア日立
かみね公園
うどんれすとらん へんこつ 日立大みか店
大甕駅のコンビニ・売店
日立駅周辺の飲食店
1人あたり約¥12,500で、そのうち¥8,400が特急の往復です。
現地での出費は¥4,100ほどしかありません。このコースには入場料のかかる施設がひとつも無いからです。
灯台も浜も番所跡もすべて無料なので、削れるとしたら交通費だけ。
特急を使わず常磐線の快速を乗り継ぐと片道¥2,640まで落ちますが、所要時間は約2時間40分に伸びます。
このプランは屋外を歩き続ける内容なので、雨の日にそのまま実行するのは現実的ではありません。
雨天時は海岸線を歩く部分を切り、大甕神社の参拝と、久慈サンピア日立の日帰り入浴に振り替えると半日が埋まります。
常磐線で2駅の日立駅まで出れば、ガラス張りの駅舎から海を眺められるので、濡れずに海を見るという選択もできます。
風の強い日は、日立灯台の丘も水木の磯も体感温度が一気に下がります。 風速の予報も確認してから出発してください。
大甕駅を起点に、灯台・砂浜・番所跡・入り江の浜を徒歩だけでつないだ一人旅の日帰りでした。
費用は約1万2千5百円、うち8千4百円が特急代。
入場料のかかる施設がひとつも無いので、現地では食事代しか使いません。
このコースの価値は、有名な観光地をひとつも通らないことだと思っています。
人のいない浜で座っていられる時間の長さが、そのまま満足度になるタイプの旅です。
ただし歩く距離は本気なので、そこだけは覚悟していってください。
そして最後のうどんは、歩いた人にしか効かない味がします(^^
正月の最終日に、ひとりで行ってきました。
大甕駅はきれいに整備された橋上駅舎で、ここから海まで歩けるとは思えない普通の駅前です。
駅から15分ほど歩くと日立灯台に着きます。
晴れていたので灯台は白が際立って綺麗でした。
灯台のまわりからは海がまっすぐ見渡せます。
遮るものが何も無いので、ここに立っているだけで気持ちが軽くなりました。
丘の上のベンチで、買ってきたおかかベーコンのおにぎりを食べました。
海を見ながらのお昼ごはんは、それだけで特別な時間になります。
灯台から浜へは階段で下りられます。
下りきって振り返ると、砂丘の上に灯台が立っているのが見えます。
この角度がいちばん好きでした。
久慈浜海水浴場はオフシーズンなのにゴミが少なく、綺麗な浜辺でした。
浜でコーヒーを飲みながらぼーっとしていた時間が、この日いちばん長かった気がします。
そこから北へ歩いて、水木異国船遠見番所跡へ。
復元された見張り台が建っていて、上に上がれます。
上から見るとこの眺めで、昔ここで異国船を見張っていたというのが実感としてよく分かりました。
水木海水浴場は、入口が住宅街に馴染んでいて本当に?って思いました。
普通の路地の先に階段があって、下りるといきなり浜です。
下りた先の砂浜は、久慈浜とはまったく違う静かな入り江でした。
堤防もあって、ここも座ってぼーっとするのにちょうどいい場所です。
締めは大甕駅近くのうどんれすとらん へんこつで、味噌煮込み牡蠣うどんにしました。
濃厚な味噌のタレに大粒牡蠣が入っていて豪華!そして美味い!
¥1,630という値段に納得の一杯でした。
ひとつ正直に書いておくと、このルートは割と歩きます。
自分はひとりだったので歩くこと自体が目的でよかったんですけど、カップルや家族で行くときは車やタクシーを使った方が絶対にいいです。
それでも、車なしで砂浜と岩場の両方の海が見られて、仕事の疲れはかなりとれる良い旅行でした。
詳しい記録は運営者のブログにも書いています(大甕 日帰り徒歩観光)。